[Release] 自社開発の AI サポートエージェントをリリース ― IT サポートを「回答窓口」から「問題解決の司令塔」へ
MBC は、自社環境と安全につながる AI サポートエージェント「AI Support Agent」を開発しました。社内 PC・サーバーで動作する Agent CLI と AWS 上の管理基盤を組み合わせ、GitLab・社内ドキュメント・Backlog といった既存の社内ネットワーク/VPN 環境のリソースに、管理された接続範囲からセキュアにアクセスできる仕組みです。
開発の背景
きっかけは、私たち自身の社内 IT サポート業務における課題でした。詳しい担当者に質問が集中してしまう、同じ内容の問い合わせに何度も個別対応する、対応が漏れてしまう――といった状況が続いており、ナレッジが特定の人に属人化してしまう課題を抱えていました。
この課題を解決するために、社内の GitLab・ドキュメント・Backlog といった既存の情報資産を横断的に、しかも安全に参照できる仕組みとして開発したのが AI Support Agent です。
AI Support Agent とは
「THE NEXT ERA OF SUPPORT」を掲げ、IT サポートチームを対象に、回答窓口から問題解決の司令塔への転換を支援するプロダクトです。社内ネットワーク・VPN 環境のリポジトリやドキュメントへ、管理された接続範囲からセキュアにアクセスしながら、Slack 上で根拠のある回答をリアルタイムに提供します。
主な機能
- 知識の安全な接続:GitLab、社内ドキュメント、Backlog を既存ネットワークのまま参照
- 文脈理解と推論:プロジェクトごとの権限を保ちながら情報を統合
- Slack 統合:根拠のある回答をリアルタイムに提供
- 自動エスカレーション:システム異常を検知し即座に通知
- スケジュール自動実行:定型業務を日次・週次で自動化
- 監視アラート対応:異常検知から自動診断・対応まで実行
セキュリティと既存環境の活用
機密情報を外部に広げない設計で、VPN・社内ネットワーク環境にそのまま対応。新しいツールを導入する必要はなく、普段使っている Slack で完結します。Agent CLI は社内 PC・サーバー・Docker 環境で稼働し、Claude Code、Anthropic API、Codex など複数の AI 実行方式に対応。プロジェクトごとにドキュメントを分離できるため、マルチプロジェクトでの利用も可能です。
MBC CQRS Serverless との技術的なつながり
AI Support Agent の AWS 上の管理基盤は、私たちが開発・提供している OSS フレームワーク「MBC CQRS サーバーレス フレームワーク」を用いて構築しています。CQRS・イベントソーシングのパターンに基づくサーバーレス構成のノウハウを、自社プロダクトの管理基盤にもそのまま活用しました。フレームワークの開発を通じて培った知見を、実際の自社サービスの運用に還元する取り組みの一つです。
導入メリット
- 詳しい担当者への質問集中を緩和
- 同じ質問への重複対応を削減
- 対応の見逃しを防止
- チーム全員が根拠付きの回答にアクセス可能
関連リンク
まとめ
AI Support Agent は、私たち自身の IT サポート課題を解決するために生まれたプロダクトです。社内の課題解決で得た知見を活かし、同じような課題を抱える企業のサポートチームにも活用いただけるサービスとして提供しています。詳細は公式サイトをご覧ください。
